リンゴの販促・技術向上に結束

農業共済新聞岩手版・東北営農技術版

リンゴの販促・技術向上に結束

[2018年8月3週号岩手版]

【二戸市】 JA新いわて北部地域りんご生産部会(寺沢正幸部会長)では、「若者会」を組織し、地元産リンゴの宣伝活動や新たなブランド品種を開発するため、栽培技術向上に励む。

 

「部会本体と協力して、特徴ある産地づくりを目指したい」と中里会長

 若者会の会員数は40人。二戸市、一戸町、九戸村、軽米町に住む20代から40代のリンゴ農家を中心に構成する。

 「地元のリンゴをもっとPRしたい」と話す中里敬会長(37)。昨年12月には、「プレミアムはるか『冬恋』」や「カシオペアサンふじ」などをPRするため、会員とともにデパートの店頭に立った。「会員がお客さんに熱心に特徴を説明していた。地元のリンゴに対するみんなの思いは強かった」と中里会長は話す。

 また「冬恋に続くブランド品種を育てるため、会員とともに『ぐんま名月』の栽培にも取り組んでいる」と中里会長。技術向上を目指し、勉強会も開催している。「会員同士が意見を交換することで、栽培技術の向上につなげたい」

 JA新いわて北部営農経済センター米穀園芸課の岩崎実課長は「歴史ある当地域のリンゴ栽培を背負っていってほしい」と期待している。


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