交流を技術向上に生かす

農業共済新聞岩手版・東北営農技術版

交流を技術向上に生かす

[2018年8月2週号岩手版]

【宮古市】「10年後の地域農業を支える世代として、ともに農業を盛り上げていきたい」と意気込むのは、宮古4Hクラブの吉濱孝明会長(36)。

研修会で機械のメンテナンスを学ぶ会員。手前右端が吉濱会長、左端が箱石さん

 同クラブには、宮古市と山田町の20代から40代の農家16人が所属。会員の経営は、野菜、水稲、果樹、花き、畜産と多岐にわたる。同じJA新いわて管内の岩泉4Hクラブとは、交流会を毎年開く。

 「農業機械のメンテナンスについて学びたいという会員からの要望があった」と吉濱会長。同クラブ主催で農業機械のセルフメンテナンスの研修会を先頃開催した。講師は、岩泉4Hクラブの副会長で、2級農業機械整備技能士の箱石善昭さん(31)に依頼。吉濱会長は「岩泉4Hクラブの皆さんとの交流で、箱石さんが農業機械の整備に詳しいことを知って講師をお願いした」と話す。

 研修会の後は、交流会が行われ、農業経営について積極的に情報を交換した。吉濱会長は「会員には力を付けて出荷量を増やしている人もいる。今回のような交流を今後の農業経営に生かしてほしい」と期待する。

 

 


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