[2024年1月1週号]
田村和大さん(44)
▽水稲82㌃、麦30㌃、大豆2㌶など
大豆「山白玉」や「フルツ小麦」など、20種類以上の在来作物を栽培しています。古くから県内各地に根付いていた作物を多くの方に知ってもらうために、2021年からは、動画共有サイト(ユーチューブ)を始めました。作物を購入していただく方の中には、動画を視聴して在来作物を知った方も多いですね。
動画には、日本だけでなく海外の視聴者の方からもメッセージが届きます。動画を見た海外の方が、見学に来たこともありましたね。離れた場所の人とも交流できるだけでなく、在来作物を海外の方にも知ってもらうことができてうれしかったです。
ユーチューブ「田村種農場の農業日記」
動画は撮影当時の作業記録にもなります。配信しているのは、主に作物の生育状況や作業の様子です。農作業日誌はつけていますが、映像として後から見返すことができるのが便利ですね。
SNSは情報発信だけでなく、情報収集としても役立てています。近年は温暖化の影響もあり、気象条件が変わってきました。日本より温暖なアジア圏の農業をよく検索しています。
動画は、スマートフォンで簡単に見られるので、国内外で視聴者が増えてくれたらうれしいです。