[新聞:岩手版]まんじゅう 7色の食材で虹を表現~目でも楽しんで~

農業共済新聞岩手版・東北営農技術版

[新聞:岩手版]まんじゅう 7色の食材で虹を表現~目でも楽しんで~

[2016年11月2週号 岩手版]

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田野畑レディースのみなさん

【田野畑村】田野畑村の国道45号線沿いにある道の駅「産直プラザ思惟大橋」で豆腐田楽やまんじゅうなどを販売している店舗「田野畑レディース虹の橋」(牧原京子代表)では、7色の食材で虹を表現した「七色まん」を今年3月より販売している。

同商品は、着色料を一切使用せず、地元産の山ブドウ(紫色)、カボチャ(黄色)、ホウレンソウ(緑色)、牛乳(白色)、トマト(橙色)、みそ(茶色)、赤大根(桃色)を生地に練り込んだ七色のまんじゅうで、同店舗の名前にちなんで命名された。

「まんじゅうの見た目、食感、舌触りを損ねないように気を付けました」と牧原代表。メンバー同士で試行錯誤しながら7色の食材を考えた。中でも、ホウレンソウは繊維が硬いので、柔らかく作るのに一番苦労したという。

生地の色だけではなく、中身のあんの味も変えている。生地に合わせてウメやクリ、カボチャなどを小豆のこしあんと合わせているので、色だけでなく味の変化も楽しむことができる。

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着色料不使用で彩り豊かな「七色まん」(税込700円)

「メンバーが4人と少ないですが、みんなで協力してできるだけたくさん商品を提供していきたいです。新鮮な野菜本来の味を感じられると思います。ぜひ食べてみてください」と笑顔で話す牧原さんは、来店客からの「かわいい」「生地がもちもちしていておいしい」という声が励みになっているという。今後は、持ち帰り用として、生地のもちもち感を持続させるため、工夫を重ねていく予定だ。

「一時は店をやめようと思ったこともありましたが、台風10号で被災した際に、多くの方が食べ物を求めて立ち寄られ、感謝の言葉をいただいたときに、飲食を提供できる場所の必要性と喜びを実感しました」と、来店客の言葉を胸に、牧原代表はメンバーと協力して今後も地元素材を生かした商品を販売していく考えだ。


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