[2020年6月1日]
今般、誠に遺憾ながら、当組合におきまして不祥事件が発生いたしました。家畜診療所獣医職員による家畜共済病傷事故診療簿等の改ざんとそれに伴う組合諸規則等の違反事案であります。
令和2年1月24日の発覚後、直ちに不祥事件対策本部を立ち上げ、規則に基づき監督関係機関へ報告するとともに、調査チームによる事実関係の調査を行いました。
調査によって、当該職員による現金の着服等は確認できませんでしたが、家畜診療簿の改ざんを含め当組合規則における懲戒処分事由の少なくとも5項目に該当する不適正事案が発覚し、当該職員も全ての事案について是認しております。5月29日に理事会を開催し、当組合規則の規定により組合の信用を著しく失墜した事などから、当該職員を5月31日付で懲戒解雇することとし、管理監督者責任として上司3名を訓戒処分としました。一部役員につきましては、役員報酬の一部自主返納措置といたしました。
日ごろから、当組合ではコンプライアンスの徹底につとめ、適正な組合運営に取り組んできた所ではありますが、組合員の皆様からの信頼を大きく損なうこととなってしまいました。組合員の皆様をはじめ、関係する皆様に対し心よりお詫び申し上げます。
私ども組合役職員は、本件を厳粛に受け止め今後二度とこのような不祥事件を起こさないように、コンプライアンス態勢および内部牽制機能をさらに強化するとともに、徹底した再発防止策に取り組み、組合員をはじめ関係する皆様からの信頼回復に向け、努力してまいります。
令和2年6月1日
岩手県農業共済組合
組合長理事 菊地 一男