【新聞:岩手版】おいしいリンゴ届ける

農業共済新聞岩手版・東北営農技術版

【新聞:岩手版】おいしいリンゴ届ける

[2026年2月1週号]

「直売所ではリンゴを通年 販売している」と紺野代表

 【胆江北】リンゴ(8㌶)・サツマイモ(90㌃)などを栽培する奥州市江刺愛宕の「江刺スターファーム(紺野啓代表=63歳)」。リンゴの品質を長く保つためカルシウムを散布するほか、収穫適期を見極め消費者においしいリンゴを届けている。障がいのある人などを受け入れ、農福連携にも力を入れる。

わい化栽培で日当たり確保 カルシウム散布し品質保持

 1987年に就農した紺野さんは、12品種のリンゴをわい化栽培している。樹間を広くすることで葉全体に日光が当たり、栄養分・糖度が高くおいしいリンゴが生産できるという。
 「リンゴはしっかり色づき、甘みが凝縮しているときを見極めて収穫する」と紺野代表。1日に400㍑以上のカルシウムを散布するという。「カルシウムをたくさん散布することで、収穫したリンゴの保存期間を長く保つ効果がある」と話す。
 収穫したリンゴは近くのスーパーやインターネット、直売所で販売。「お客さんに『おいしい』と思ってもらえるリンゴを販売したい」と意気込む。今後は新たなリンゴの品種の栽培にも取り組む予定だ。

リンゴの仕分け作業をする特定技能外国人

農福連携に力 外国人受け入れも

 現在、正社員8人のほか、農業の専門的な知識や技術を持つ外国人と就労継続支援B型の福祉事業所の利用者と共に、リンゴなどを栽培する。「最近、娘が就労継続支援B型の事業所を立ち上げた。何か協力できることはないかと思い受け入れを始めた」と紺野代表。外国人や福祉施設利用者の方との交流の場が増え、さまざまな意見や斬新なアイデアをもらっているという。
 冬季はリンゴやサツマイモなどの仕分け作業を依頼する。「人手が多くなり、一人一人の作業負担が分散されて助かっている」と話す。障害のある人が働きやすい環境づくりにも力を入れる。
 紺野代表は「今後も外国人の方や福祉事業所の利用者の方を受け入れて、生きがいとなるような場所を提供し、社会貢献したい」と意欲を示す。

出荷するリンゴ


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