[2019年7月2週号]
【胆江】奥州市水沢の「ドライフラワー&喫茶 翔」では、自家産の米や旬の野菜を使用したランチセット、店長の吉田庄有子さん(65)が調合するハーブティーが人気を集めている。栽培管理などに力を入れながら、水稲70㌃、野菜20㌃、ハーブ11㌃を栽培している。
吉田さんは、以前はドライフラワーの製作・販売を中心に行っていたが、自家産の野菜と趣味の料理を活かせないかと、食事ができる喫茶店の営業を2003年に始めた。
取れたての旬の野菜を提供するため、小まめなローテーションで栽培する。また、多く取れすぎた野菜は、利用客におすそ分けし、野菜を無駄にすることはない。「種をまいた後にネットをかけることで、防虫対策や農薬を使用する頻度を抑えることができています」と工夫している。
絵手紙教室を定期開催
自家産の米と旬の野菜を使用したランチセットは、利用客がメイン料理を5~6種類の中から選ぶ。「お客さんには、見た目が鮮やかなランチセットで、ボリュームもありおいしいと好評をいただいています」と吉田さん。メニューは豊富で、「9月までの限定で野菜たっぷり冷やし中華もおすすめです」とPRする。
自家産が中心のハーブティーも人気で、「お客さんの好みや体調などを聞いてから調合します」と笑顔を見せる。
「食事やおしゃべりをしながらゆっくりと過ごしてほしいですね。定期的に開催している絵手紙教室などのイベントも続け、お店に来たお客さんに笑顔になってもらえたらうれしいです」と話す。