【新聞:岩手版】6次産業化を目指す

農業共済新聞岩手版・東北営農技術版

【新聞:岩手版】6次産業化を目指す

[2024年1月1週号]

岩手県立農業大学校 農産園芸学科果樹経営科1年

「経営者を目指して経験を積み、岩手の農業を盛り上げたいです」と赤澤さん

盛岡市

赤澤 誉さん(22)

 農業高校を卒業後、県内の企業に就職しました。農業から離れていましたが、「シャインマスカット」などを栽培する農業をテレビで見て興味を持ち、技術を学ぶため農業大学校への入学を決意しました。

 私が所属する果樹経営科では、170㌃を超える園地でリンゴやブドウを中心に、複数の果樹を栽培しながら技術を学んでいます。猛暑が続き、収量の低下が心配でしたが、大きな影響もなく収穫できました。

 10月に開いた「農大祭」では、多くのお客さまにご来場いただき、自分たちが育てた作物を販売することの喜びを実感しました。

 実家は非農家で農業経験が少ないので、授業以外でも作業の仕方や細かい点を友達に教わっています。全寮制でいつでも聞けるところが良いですね。農業を志す仲間たちと学べるので、とてもいい環境だと感じています。

 卒業後は、観光農園への就職を考えています。将来は独立して6次産業化を取り入れた経営をしたいので、果樹栽培だけではなく、お客さまとの関わりを大切にしながら、加工品の製造や販売に関する知識を深めていきたいですね。


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