[2024年2月1週号]
奥州市
菅野 信夫さん(76)
2008年に勤めていた会社を退職し、現在は育苗用ハウス1棟、園芸用ハウス2棟を利用して水稲とピーマンを栽培しています。
20年12月に雪が3日間降り続き、雪の重みで育苗用ハウスが倒壊しました。除雪が間に合わず、ハウスの周りに置いていた肥料用のもみ殻に積もった雪と、屋根面から側面に落ちた雪がハウス全体を覆い、細いパイプでできたハウスは簡単につぶれてしまいました。
園芸施設共済に加入していたので、すぐにNOSAIに連絡しました。まだ雪が降る中、職員が確認に来てくれて安心しました。確認が早く、ハウスの解体の予定をすぐに立てられたので、翌年の育苗に間に合いとても助かりましたね。
現在は、ハウス内に天井のパイプを支える突っ張り棒を等間隔に4本設置して、屋根面がつぶれないように補強しています。
自然災害は毎年のように発生していて、避けては通れないと思います。そのようなリスクに備えるために、園芸施設共済はなくてはならないものです。これからも、園芸施設共済への加入で備えを万全にして、自然とうまく向き合いながら農業を続けていきたいですね。
▽水稲2㌶、育苗ハウス1棟(1・4㌃)、園芸用ハウス2棟(7・7㌃)